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(仮)。

脳みその中のうずまきを整えたい。

私は無敵

紅葉に引きずられるようにして歩く。

きれいきれいと木々を応援するように声が上がり、私も「きれい」と言ってみる。感じる私でいたいという気持ちがみえみえの水分を含まない言葉を発した事、発しながらきれいとは何かわかっていない自分、美しいと思う心が美しいと誰かすごく偉い人が言っていたことなどが思い出され、しゅんとしていたけれど「みんな枯れてるね」とあの子が笑うからほっとした。

それから二人「きれいきれい」「枯れてる枯れてる」と馬鹿になって歌いながら道々の人人に見られることも気にしない。何も怖くないような夕暮れが過ぎライトアップ。されている脇の暗闇をこそこそと帰る。

あの子の手首の内側、親指のずっと下にあるとくんとくんを握り締め、規則正しくてありがとう。

良かった、私は無敵。