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(仮)。

脳みその中のうずまきを整えたい。

くせ毛を本格的に受け入れた夜。

ここ十数年、定期的に縮毛矯正をかけてきた。

扱いづらい天然パーマだからだ。

天パでも、規則的にうねっているならそれはそれでフェアリーのようで素敵だと思うのだけど、私のそれは、一本一本好き勝手に跳ね散らかるタイプのもの。

朝の支度をできるだけらくに、と言う私の要望に、

美容師さんは迷いなく「矯正っすね」と言う。

実際、とてもらくだった。

憧れのまっすぐな髪。梳かさなくても全く問題ないくらいのまっつぐ。

キューティクルきらきら。

技術の進歩万歳だ。

 

しかしこの冬、長年愛用してきた縮毛矯正をやめてみた。

そして伸ばしっぱなしの髪の、矯正されている部分を自分で切った。

一月ほど前のことである。

 

私の髪は今、めちゃくちゃにうねっている。

大嫌いだった癖っ毛。

だけどさっき鏡をみたら、

なんかすごく「元気やなぁ」と思った。

生きている。

自然なままで、もうもうと私の髪はうねっていた。

根元近くから膨らんだそれは、一見、山のよう。

山型のヘルメットをかぶっているみたい。

全然格好良くないし、大嫌いだったのに

それが

今日はなんだかとても愛おしい。

めっさ自由なのよこの子ら。

のびのびしてます。

田舎で、大自然相手に育ってきた子みたいに生命力が漲っている。

 

大嫌いがあって、

大嫌いを無くすために技術に頼って数十年やってきたけど、

ここにきて大嫌いを、受け入れたような感覚。

ありのままで勝負してみましょうよ、みたいな。

 

そういう子らを抱えた自分と向き合っている私というのが、

またこれなんだか愛おしくなって、どんだけ自分ラブなんかと思うけど、

この歳になって自分ラブでいられるのは割にいいことだと思うのだ。

大変よろしい。